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ちらしの裏に雑に書きなぐるイメージ

最近のゲーミング

 

Hollow Knight (Swich版)

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Hollow Knight』は現状考えうる限り、ニンテンドーeショップから購入できるインディーズゲームの中で、確実に5本の指に入るゲームソフトだ。

小気味よい操作性、骨太な難易度、美しいアートグラフィック、壮大な物語。加えて、およそ小規模開発ではありえないだろう50時間規模のボリュームを持ち得ながら1500円という破格の値段。

アクションゲームが好きならなんでやらないの?と自然に疑問符が湧いてくるほどのクオリティである。ただただ素晴らしいとしか言えない。詳しくはレビューを書いたので以下の記事を参照して欲しい。

 

 

Darkest Dungeon (Switch版)

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『Darkest Dungeon』はクトゥルフ神話の要素を取り入れた、ダンジョン探索型ローグライクRPG。プレイヤーは様々な能力を持った冒険者を集め4人一組のパーティを作り、旧神の脅威渦巻くダンジョンへお宝目指して潜り込む。

1見するとよくあるゲームタイプだと思われがちだが、このゲームの最大の特徴は「ストレス」という特殊パロメーターにある。

冒険者はダンジョンの探索を続けていると、様々な要因によって「ストレス」を受ける。"周りが暗くて不安"からはじまり、"敵の攻撃が痛い"だの"腹減った"だの"もう休みたい帰りたい"だの、事あるごとに文句を垂れ流しながら心にストレスを溜めていく。

お前ら覚悟決めてダンジョンに来たんじゃないんか?! 口より先ず足と腕を動かせや!

そうして溜まったストレスが心のキャパシティを超えると、冒険者の心身は異常をきたし、ゲームプレイに悪影響を及ぼす。戦闘中にもかかわらず戦闘を行うのを拒否したり、延々と愚痴をこぼしてパーティ全体のストレス上昇速度を加速させたりとその影響は様々だ。稀に吹っ切れたのかステータス向上など良い効果を発揮する場合もあるが、基本的にはストレスの蓄積は悪影響しかもたらさない。

冒険中に溜まったストレスは病院やバーなど各種施設でお金を払うことで解消される。

また、命からがらダンジョンから生還すると活躍した冒険者には新たなる能力が付与される。”新たなる能力"といえば聞こえが良いが、「妄想癖」だったり「恋愛依存症」だったりと良い能力だけではなく悪い能力も同時に手に入ってしまうから困りものだ。

 

RPGは数字で戦う情報戦だとはよく言われるが、この『Darkest Dungeon』というゲーム、情報管理という面で本当に難易度が高い。

攻略するダンジョンの規模に合わせた、ストレス軽減用のアイテムと薬品などの回復アイテムのバランスだったり、(持てるアイテム量には制限がある)悪い能力が溜まってきた冒険者を雇い続けるかクビにするかといった雇用管理だったり。

様々なところでお金が入り用になってくるため、財産管理も手は抜けない。

 

 

単純に序盤だからという理由もありそうだが、本作は上記の理由からゲーム内のキャラクターだけでなくプレイヤーにもとんでもないストレスをもたらすゲームである。お気に入りのキャラクターにとんでもないバッドステータスがついた日にゃ ああああああああああああああああああ(発狂)

しかしよく出来たゲームでもあるため、そういった不快な点も逆に楽しめるという方にはぜひおすすめしたい作品だ。ストーリーを楽しむというよりか繰り返しの探索がゲームのメイン(いわゆる作業ゲー)という点がSwitchというゲームハードに非常に噛み合っており、作品の合間合間に遊ぶには丁度いい内容となっている。購入はDL方式を強く推奨したい。

 

 

 

FLOOD OF LIGHT (Switch版)

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「光」を操る能力を持った謎の主人公が、豪雨に沈んだ都市を今一度目覚めさせるべく、パズル解いていくというSFチックな世界観を基調としたパズルゲーム。

 

本作で登場するパズルは主に「一筆書きタイプ」のアレンジ。パズルそのものは易しすぎず、かといって難しくもない、時間をかければ確実にできる難易度であり、"解決するまでにかけた手数の少なさ"や"本来選択する必要のない経路をあえて採ったか"といった条件設定によって難易度調整が図られている。これはクリアだけしたい人や難しいパズルを解きたい人、両方の需要を満たすことのできる良調整だ。

また、作中でかかるBGMは雨とピアノの音をメインとしたアンビエントで心地いい。パズルが解けずイライラしても、耳を澄ますだけで心が落ち着き、今一度問題に挑む気にさせてくれる。

 

ゲームそのものは非常に良い出来ではあるのだが、ローカライズを中心に細かい問題が目立つ。特にゲーム終盤、クリアに関わる重要な部分でバグを発見してしまった。これは致命的である。

(説明すると、終盤、主人公は新しいパズルの解き方として一筆書きのルートを新しく構築する能力を得るのだが、新しく作ったルートが使えない場合が存在する。終盤はこの能力を用いてパズルを攻略するため、バグが有る限りゲームクリアできない。)

 

一応制作会社宛に英語でメールは送ったものの、台湾の会社のようなので中国語のほうがよかっただろうか… 繰り返し言うが、作品そのものの出来は良いので非常にもったいない。早い解決がされることを願う。(なおPC版やIOS版では見られないバグな模様)

 

 

 

ICEY (Switch版)

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『ICEY』は主人公である女性型アンドロイド「ICEY」を操り、「ユダ」に支配された世界を救うべく、スタイリッシュに敵を切り捨てながらステージを駆け抜ける2Dアクションゲーム。ゲームプレイに関しては「チャージショットのないロックマンゼロ」を想像してもらえればありがたい。ダッシュによる高速起動を活かし空間を縦横無尽に飛び回りながら、そのブレードでもって敵を鉄くずに還してやろう。

ゲーム自体は非常に簡単で、筆者はハードモードで遊んだが、それでもクリアに時間はかからなかった。普段アクションゲームに疎い人でも本作の攻略に関し悩むことは無いだろう。

 

 

しかし本作の肝は爽快感あふれるゲームプレイそのものではなく、別のところにある。

ゲームを遊んでいると、主人公の周りを漂っている「ナビ」が多種多様な支持をプレイヤーに向けて出してくるが、それを無視した行動をして暫くすると思い通りの行動をとらないプレイヤーへ文句を言い始めるのだ。

「どうして矢印の方向へと進まないんだ!」「ステージギミックを省略するんじゃない!」

 

それでも無視していると、プレイヤーに対し呆れたのか案内を放棄し、突然歌を歌い始めたり、開発中の愚痴をこぼしたり、昨今のゲームに対する皮肉を述べたり、あげくの果てには「プレイヤーに本作は向いていない」と別のゲームの紹介をしてくる。

ナビのC.Vである下野紘の怪演もまた素晴らしい。すんごくはっちゃけてる。

ICEYを使って意味不明な行動を取り、メタメタに満ちたナビの反応を楽しむのが本作本来の味わい方と言えるだろう。

 

 

昨今、本作をはじめ『undertale』や『僕と彼女と彼女の恋』、『ドキドキ文芸部』をなど"第4の壁を突破していること"を特徴にしたゲームが増えてきたように思う。

これからのVR技術の発達によって、ファンタジーの世界を画面から眺めるだけだった私達プレイヤーが、真に世界の住人になれる日は遠くないだろう。そのとき、ICEYのようなメタフィクションゲームはどういった意味を持つようになるのか、非常に興味深いところである。

 

 

Splatoon2 オクト・エキスパンション

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Splatoon2』作中における一人プレイモード「ヒーローモード」の追加ストーリーを描いたのが今回プレイした「オクト・エキスパンション」である。

ゲーム内容の大本に関してはヒーローモードとは特に変わらず、用意されたステージをこなしていくのが基本だ。だが用意されたステージの数は80に達し、中身はバラエティに富んでいる。難易度も本編における「チュートリアル」を基調としたレベルデザインとは異なり、TPSというより3Dアクションに近いところまで拡張され、80ステージすべて、より技術的な能力が試される内容となっている。

 

正直遊ぶ前は殆ど内容に関して期待していなかった。マルチプレイ主体のゲームでわざわざシングルプレイモードの拡充を行うというのがよく理解できなかったし、加えて本編のシングルプレイモードがそんなに面白くなかったからだ。

だが 『Splatoon』の世界観そのものは非常に魅力的であり、その一端に触れることができるのならという願いと、マスコットキャラであるにもかかわらず本編で影の薄かったテンタクルズの活躍が見たいという理由で購入を決意。ほとんど衝動買いに近く、面白くなくても仕方ないかなという諦観も抱いていた。

 

杞憂だった。非常に満足の行く内容だった。ゲームプレイに関してステージ数は先述したとおり80もあるが、1つ1つ、攻略にかかる時間は短く且つ内容は濃い仕上がりになっておりテンポが良い。

「クリアしたことにする」という救済措置はその構築されたテンポを損なわないための機能としてしっかりと成立している。

 

タコちゃん以外期待してなかったビジュアル、ひいては世界観デザインもまた実際に触れてみると素晴らしいものだった。

暗黒の中に80年代〜90年代の遺物漂う舞台や、俗に言う「死語」が使用されたステージ名、ループを多用しローファイめいたBGM、そしてキャラクター型消しゴムなど、"既に過ぎ去ったもの"がそこかしこに散りばめられたオクトの「地下世界」は懐かしさと同時にどこか哀愁のような感覚を抱かせる。本編が正に"ポップカルチャーの象徴"のような世界であることも手伝っているだろう。だがこれらの要素はプレイ中に触れられるは一切ない。語らず示さず、「過去は思い出すものだ」ということなのだろう。

 

ストーリーに関しては完全に1から続く「ヒーローモード」の続編であり、これまた良かった。

本作のマスコットであるテンタクルズや前作キャラの設定回収を基本とし、これまで対立してきたイカとタコの関係の進展、そして世界そのものの成り立ちに関わる部分へと、「地上へ向かう物語」の展開は進めば進むほど「深み」を増していく。

特に最後の展開はこれまでに培った技術、張られた伏線、やっぱりきたお約束、Splatoonと言えば!みたいな要素が総動員されたもので、もう感極まってしまった。

イカやタコには無い"脊椎の名を冠するエレベータ"を登って待ち受けているのは…

 

Splatoon2』を遊んでるイカしたプレイヤーは絶対買ったほうがいい。ほんと。