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ハースストーンで念願のレジェンドランクに到達した

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去年の暮から始めたハースストーンだが、ついに、ついに念願の"殿堂入り"レジェンドランクに到達することができた。

ハースストーンは複数の地域別サーバーごとに運営されており、私が所属するアジアサーバー内のアクティブプレイヤーはおよそ300万人。そのうちレジェンドランクに到達できるプレイヤーは全体のおよそ0.5%と言われている。画像に表示されている「6195」という数字は、現在の上から数えた場合の順位を示しているので、0.5%というのはあながち間違っていないのだろう。

 

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このレジェンド到達でもって晴れて私は「ハースストーン上級者」の仲間入り、なのだがイマイチ実感が沸かずにいる。果たして私は、ちゃんと強くなれたのだろうか。

今回のレジェンド到達が、あくまでこのハースストーンというゲームが「運」の要素が絡むTCGというジャンルであること、デッキの流行り廃りに上手く乗れたという面もあるということ、レジェンドに到達した時期がトッププレイヤーが軒並みレジェンドに到達済みである月末であるということなどなど、様々な要因が絡み合っての結果であるため、自分の強さが本物なのかどうかを胸を張って言うことはできないが、これまでやってきたことが無駄では無かったということは自信を持って言うことができる。

 

今まで先入観から毛嫌いしてきたゲーム実況の生放送を観てプレイングの勉強をすることから始め、その後”戦績”というものを生まれて初めてつけてみた。これまで様々な対戦ゲームを遊んできて、1戦1戦に勝った/負けた以上の感想を持ち込む事は、単にゲームに対するこだわりの無さや、面倒臭さというところから無かったのだが、実際にやってみると、戦績をつける即ち「試合を細分化する」という行為は思いのほか楽しいことがわかった。

 

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使用していた断末魔ローグに関するクラスごとの戦績



 

ターンごとにおけるプレイングや自身の思考状態を見直したり、それを他のプレイヤーの行動と比較することはある種こうやって日記を書くことに似ている。

先ずその日のおおまかな流れを思い出し、流れを時間で区切る。区切られた時間をさらに出来事で区切り、出来事に付随した感覚を書き起こす。これが日記だ。

戦績をつけることも同じで、試合の大まかな流れからターンに区切る。さらにターンから1手1手に細分化、その時の思考状況や感覚を振り返る。戦績は、いわば試合の日記である。

 

 というか、物事を反省する時のフローチャートというのは押しなべてこういうものなのだろう。先ず全体の流れを捉えて、それを可能な限り細分化する。いきなり1を5にするのではなく、1を2に、2を4というように段階的に分解することで整理しやすいようにする。最終的に"1つの行動"まで分解し、行動に至るまでの思考経路と、行動中の感覚を分析する。

 

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反省して得られたデータを眺めてみると、自分というものが如何に無意識や癖に支配されているのかが分かる。かつて『HUNTERXHUNTER』という漫画において、メルエムというキャラクターが戦闘中に相手に向かってこういうセリフを述べた。

「貴様が無意識に嫌う型……その存在が本来無限であるはずの選択に標を示すのだ」

自分が勝負に負けてしまうときはたいてい、行為に伴う思考の記憶が無い時(なんとなくで行動するとき)や特定の状況時にはこの札を切るといった固定化された癖を発揮してしまったときだ。

特に癖が原因で負けることが非常に多いことには驚かされた。人間、意識的に考えているようにみえて、考えることを簡略化させていることが多いのだ。オーバーフローを起こさないための脳の防衛機能だろう。すると競技のプロというのはギリギリまで癖を削ぎ落とすためにこの防衛機能をとっぱらうよう訓練しているのか。とんでもないな。

 

戦績をつけると、如何に思考中の要素に自分が占める割合が少ないか、「自我」に「自分」はどれくらい含まれているのかということを実感できて面白い。

 

ちなみに、私が戦績をつけるために使用したのはハースプレイヤー御用達サービス「HSReplay」が公開している「Deck Tracker」という非公式ツールだ。(使用方法などはサイト内で確認してほしい)

これを使えば、戦績はもちろん、直前に行われた数試合のリプレイ映像も確認できる。課金を行うとさらに優れたサービスも受けることができるのでオススメだ。

非公式ツールを使用することに関しては、親元であるBlizzardが「紙とペンで代行できるものなら別に構わないよ」と言わば黙認しているので、ご利用は計画的に。(試合代行Botなどはもちろん使用禁止である)

 

 

実況動画で上手い人のプレイングを勉強して、戦績をつけることで試合中のミスを減らす。さらに私が行ったのは、メンタル面を安定させるために、なるべく規則正しい生活を送ること。特に睡眠時間確保は大事。

 

 

普段はそう表にでることはないのだが、私は一人部屋でゲームを行っている最中に「自分の思い通りにならない出来事」が起こるとイライラのあまり良く怒鳴る。特に高難易度アクションゲームや対戦ゲームでミスをすると、人前では絶対言わないような暴言をモニターの前で撒き散らすということがよくある。

イライラするとその場で撒き散らし即座にスッキリするため、「ゲームでストレスが溜まる」ということは一切ないのだが、やはり怒りを放出するという行為は疲労が伴い、自己嫌悪からモチベーションの低下に繋がってしまうものだ。そしてハースストーンのような対戦型ゲームで強くなるにはプレイ時間が鍵である。

 

そのため、そもそもゲーム内のミスでイライラしないようなメンタル面の調整が必要だった。

というわけで行ったのは、"負けたとき"に「たかだかいつでもできるゲームだ」という良い意味で斜に構えた態度ができるようなメンタルセットと、前述した通り規則正しい生活習慣だ。なるべく3食しっかり食べ、運動を行い、先日書いたが「だらだら長時間プレイをしない」ようにすること。ゲーム以外の娯楽も楽しむこと。

結果、ハースストーン、ひいてはゲームそのものをちゃんと「楽しい・娯楽である」と思えるようになった。以前はゲームに対していつからか「楽しむ」より「クリアする/勝つ」という意識が先行しており、本質から遠ざかっていたように思う。クリアできるから楽しい、勝てたから楽しい、を全てにしてはダメなのだ。いつか作業になってしまう。

 

 

という以上3つのことを努力をした結果、なんやかんや目標だったレジェンドランクにたどり着くことができた。私はこれまでの人生において、勉強でもスポーツでも芸術でも、上位層に入るとか優れた結果を残すことは無かったし、そういったことに関して興味を持つことがあまり無かった。努力をするときは決まって「役立てるため」。

「役に立てば」良いので、必死になって1番を取りたいという気持ちは生まれなかったし、悪い意味で諦観に陥っていた気がする。"身の丈に合った"という呪い。上位に食い込めなければそれは無駄な行為だとも思っていた。結果が全てに優先される。

それゆえに好きだから時間をかけて努力するという考え方はこれまで一切なかった。面白そうだから始めるということはあっても。

 

でもハースストーンに出会って、その認識は変わった。好きを高めるために努力をする、好きだから努力するという行為は楽しいし、たとえ直接的に実にならない行為でも良いものは良いのだ。かつて嫌いだった「自己満足」という言葉をこんなにも好きになることができたのは、ハースストーンのおかげだ。

 

最後に、レジェンドランクに到達するまで使用していたデッキを紹介して終わろうと思う。

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ひとつは「断末魔ローグ」。ミニオンが墓地に行く時に発動する能力「断末魔」を場にいる状態で発動させることで圧倒的なボードアドバンテージを生み出す中速コンボデッキだ。現状活躍しているドルイド全般に強く、またメイジ全般やウォーリアー、偶数ウォーロックにも強い。アグロには基本不利だが、序盤をしのげればミニオンのパワーで圧倒できる。

基本的にビートダウンが主戦法なので、それを徹底的に妨害してくるシャーマンや秘策ハンター、ミニオンのパワーで上回る断末魔ハンターには勝てない。序盤から処理しきれない数のミニオンを並べてくる奇数パラディンにも不利だ。また、コンボデッキであるため俗に言う手札事故の宿命を抱えている。全体的な勝率は約60%。

 

もうひとつは「コントロールプリースト」。これまでにあったアーキタイプをより対アグロに特化させた内容にした。具体的言えば3/3/4という恵まれたスタッツで後半腐らないヒール効果を持つ「オメガメディック」や実質"虫害"である「含み笑う発明家」をフル投入している。

この他、全体3点を撃てる「ダスクブレイカー」や、フィールドのミニオンを全デッキバウンスさせる「心霊絶叫」がアグロに対して刺さりすぎるというのもあり、このデッキは現状Tier1に収まっている全てのアグロデッキに有利がついている。その他、テンポメイジや偶数ウォーロック、奇数以外のウォリアーに対しても強い。

しかし、フィニッシュ手段がちまちま削った後の16点バーンによる1キルであるため、圧倒的な回復力があるドルイド全般やコントロールウォーロック、奇数ウォリアー、コントロールメイジに対しては本当に勝てない。特に早期デッキデスを狙う「ミルドルイド」と体力回復がダメージ量を上回る「奇数ウォリアー」には90%勝てない。全体勝率は60%。

勝率が60%を超えていれば、いつかはレジェンドランクに到達できる。

 

この文章を読んだ人の中で、もしハースストーンプレイヤーがいたら、是非ともフレンドになってほしい。一緒にハースストーンを楽しもう。

バトルタグはamagi#11143だ。