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個人的 Game of the Year 2017

f:id:morokyu:20171209223233j:plain今週のお題今年買ってよかったもの

 

今年はゲーマーにとって驚きと楽しみが詰まった最高の一年だったように思う。

PS4ソフトの新作ラッシュに始まった2017年度。名作が次々と世に流れる中、満を持してVRがゲームハードとしてその産声を上げた。だがゲームプレイが追いつかずヘトヘトになっている我々に対し、技術の進歩はその歩みを止めてはくれなかった。遂に「どこへでも持ち運ぶことのできる据え置きハード」である「Nintendo switch」が発売され、我々が抱いていたこれまでのゲームハードに対する価値観に革命を興したのだ。

switchもまた、ハードの機能性を活かした様々な名作を世に送り出すことに成功した。

 

コンシューマーの目覚ましい動きに呼応するかのように、インディーズ界隈もまた、個性あふれる名作たちを一年間を通して世に送り続けた。ここ最近というか今年になってからのインディーズ作品はコンシューマ顔負けのクオリティが多い。ハードのスペックを最大限に活かし、コンシューマーには決してできないであろう「採算をほぼ度外視した」個性的なこだわりが込められた作品達は、コアなゲーム好きのみならず幅広い層に注目されていた。

 

ゲーマーの端くれである私も怒涛の大作ラッシュに嬉しい悲鳴を上げ続けていたわけだが、その悲鳴の中でもひときわ大きな声を上げた9作品を、今年のMy Game of the Yearとして紹介していこうと思う。

 

 

Hyper Light Drifter (PS4版)


作り込まれたピクセルアート、ハイセンスな色彩と情緒豊かなアンビエントBGM、そして言葉を一切用いない世界観のデザインは他の「ゼルダlike」なゲームとは一線を画している。そんなゆるやか雰囲気とは真逆である「プレイヤーを徹底的に殺しに来る」挑戦的なゲーム難易度。昨今のインディーズゲームを象徴するこのゲームデザインは確かに人を選ぶが革新的であり、同時に魔界村ロックマンのような往年のゲームを思いおこさせる懐かしさも秘めている。アクションゲーム好きで、インディーゲームに触れてみたいという人は是非試して欲しい一作だ。

 

 

スプラトゥーン2

私が初めて「楽しい」と思えたFPS作品がこの「スプラトゥーン2」だ。 

よく敷居が高いゲームジャンルの1つとして挙げられるFPSだが、ここまで「競技性」と「カジュアル性」を両立しているFPSゲームはないのではないだろうか。

音楽でも映画でもなんでも「2作目」というのはだいたい「イマイチ」という評価を受けがちであり、今作も発売当初はそう言われていたが、逐一のアプデにより今では見違えるようになっている。作り込まれた世界観と軽快なBGMの中インクを打ち合うだけでも相当楽しく、FPSの苦手な私でもなんだかんだ150時間以上遊んでしまった。一日スプラ2で潰してしまったこともあるくらいだ。

 

GRAVITY DAZE2 

日本のオープンワールドゲーを間違いなく代表することになる一作だろう。

スチームパンクとも似つかない独特で広大な世界を文字通り自由自在に飛び回る爽快感は他では味わうことはできまい。物語も実に綺麗に纏まっており、笑いあり涙ありの王道で、前作からの完結編にふさわしい内容になっている。最近流行りの写真機能も充実しており、多様なコスチュームに着替えながらあちこちでパシャパシャするのもまた楽しい。物語を保管する為のDLCがなんと無料であるというのもポイントが高い。惜しむらくは先述した通り続編なので、前作をプレイしていないと物語の全体像がつかみにくい。是非前作もセットでプレイすることをオススメする。

 

 

RUINER (レビュー)

 

敵を倒す!気持ちいい!やられる!すぐ戻る!敵を倒す!気持ちいい!サイバーパンク最高!以上!

ポストモダンサイバーパンクワールドと平沢師匠も参加したサイケなBGM、高難易度ながら負けることの不快感を極限まで削ぎ落とすことに成功しているレベルデザインは薬物と遜色ないほどの中毒性を実現している。これもまた上記の「Hyper Light Drifter 」同様、昨今のインディーズゲームを代表する作品の1つになることは間違いない。

 

 

NieR:Automata

youtu.be

 

爽快感に特化したプラチナゲームズ特有の舞うような3D戦闘アクション、人間の振りをした機械達が描く作品全体を通した「実存」とは「在る」とは何かという重いテーマ。その両者に素晴らしいサウンドトラックも相まってこのゲームは単なる「娯楽」に留まらず まるで演劇、オペラのような「舞台芸術」として成立しているように思えた。少々「お使い」が多いものの、やりこみ要素も充実しており、プレイすればプレイするほどその世界観に深く浸かることができる。本来DODより続くシリーズモノであるが、連続性をあまり感じさせないような物語構成となっているため、新規の人でもすんなり横尾太郎の世界の扉をくぐることができるだろう。

 

 

ドラゴンクエスト(レビュー)

革新をし続けている昨今のゲームであるが、歴代作品から良い意味で変わらなかった、元々の持ち味を研ぎ澄まし続けた現時点でのドラクエの集大成といえるのが今作である。王道of王道のストーリー、変わらないコマンドバトル、壮大な世界観。そう、これが欲しかった。サンタさんにお願いしたプレゼントが朝目覚めた時 枕元に置いてあったような、そんな感覚である。そして久しぶりにゲームでオイオイ泣いた。いや、他作品でも感動して涙をこぼしてはいるのだが、声をあげて泣いたのは去年の「ペルソナ5」以来だ。ドラクエはやはり日本人の為のゲームだなと思う。

 

 

Assassin's Creed Origins (レビュー)

何、エジプトに行きたい?チケットならここにある。

先程紹介したドラクエ11が「変わらないこと」を最も望まれた作品だとすれば、今作こそ「変わること」を最も望まれた作品と言っても過言ではないだろう。そしてものの見事にマンネリから脱却して見せた。作りこまれた美しい映像、移動の爽快感はそのままに、一撃必殺の概念を廃しスリル満点なソウルライクな戦闘システムを導入したことで、「命のやり取り」という面がより一層強調され、「暗殺」というシリーズを通して鍵となる行為に対しての重みが増した。やりこみ要素も膨大で、特にサブクエ1つ1つに小話がちゃんとついていることに関してはあの「ウィッチャー3」を彷彿とさせる。

現代編に目立った動きがないのが残念だが、古代エジプトを舞台に描かれる壮大なドラマは一見の価値ありである。

 

 

Horizon Zero Dawn (DLCレビュー)

 

ポストアポカリプスSF、フォトリアルな情景、機械獣、狩りゲー、力強い女性主人公…全てが自分の好みにマッチしていた作品であり、久しぶりに寝食を惜しんでプレイした作品でもある。だめだ。この作品の良さを言葉にできない。人が本当に美味しい食べ物を食べた時「美味しい」しか言えない状態になるのと同じだ。つまる所このゲームは最高ってことだ。ゲームを愛する人々全てにプレイして欲しい、そんな作品である。ゲームは今、ここまで来ている。

 

 

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (レビュー)

先程の「Horizon」が「極上のステーキ」なら、このゼルダは「極上の寿司」だ。全くもって方向性は異なるが、至高であることには代わりはない。以前書いたレビューにはやりこみ要素があまりなく、オープンワールドにしては世界描写が凡庸で「ゲーマー」向きではないと書いたが、「Horizon」がゲーマー向きであるのに対し、このゼルダは普段ゲームに触れることのない人にプレイして欲しい作品だ。

1キャラクターとして直接世界を旅することの豊かさ、物語の主人公として様々な登場人物達と関わりあうことで気づく自分の心の機敏、課題に直面した時の試行錯誤、そして達成することで得られる爽快感と満足感。普段ゲーマーが数多くのTVゲームをプレイする中で感じているもの、得ているものが全てこの1本に詰め込まれている。私はこのゲームをプレイする中で、初めてゲームをした時のことを思い出した。

是非このゲームをプレイして「ゲームってこんなにも面白く素晴らしいものなんだな」と気づいて欲しい。そしてあなた自身の世界を広げて欲しい。

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」は間違いなく今年を代表する1本である。

 

 

今年もゲーム買って良かった!来年も買います!