ちら裏

ちらしの裏に雑に書きなぐるイメージ

ゲーム脳

「ゲームばかりやっていると馬鹿になる。空想と現実の境がつかなくなる。」

私がまだ十代のころ、両親その他からよく聞かされていた言葉。所謂「ゲーム脳」というオカルト。

あれから数年。大学を休学し、バイトで貯めた少しばかりの金とゲームをプレイするには十分すぎる時間を得た私は、すっかり「ゲーム脳」に罹患してしまっていた。

 

空想と現実の境がつかなくなっている。

 

多数ある私の趣味の中の1つに「街歩き」というものがある。なんてことはない、ただ住宅街を自由気ままに散歩するというだけのものだ。金がかからずコスパがいい。

散歩途中の私の視界には、様々なものが入り込む。

その土地にすむ人々、彼らが利用するであろうスーパーマーケット、クリーニング店、個人経営の飲み屋。田畑や河川。入り組んだ路地の中に隙間なく敷き詰められた建造物群とその土地に溶けている住民達が醸し出す独特の文化圏を観察するのは、「さながらダンジョンを冒険しているようで」いつも私を楽しませてくれる。

建物の形は勿論、住民の服装、年齢層、学生たちが溜まる店、主婦たちが溜まる店、そういったお店の品揃え。「地域」というものを形成する様々な要素が主に駅を中心に全くと言っていいほど異なるのは、とても興味深い。最近はプレイした作品の影響からか「ここの壁登れそうだな」とか「この建物の内装活かせそうだな」とか考えてしまう。

 

 

この路地をを曲がった先に待ち受けているのは、敵か味方かはたまた宝箱か。  そんなことを思い浮かべながらする散歩は、とても楽しい。