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Hyper Light Drifter 感想

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Hyper Light Drifter というゲームをクリアした。

このゲームは所謂「死んで覚えるゲー」で、「最低でも5回攻撃を受けると死ぬ」主人公が、圧倒的な物量で襲いかかる敵の群れをバッサバッサなぎ倒していく2Dアクションゲームだ。

動画を観ていただければわかると思うが、とにかくすごい量の敵がプレイヤーを徹底的に殺しに来る。

それに対し主人公は剣と銃で立ち向かうのだが、銃を打つには敵を剣で斬ることでエネルギーを貯めなければならず、さらに連射ができない。必然的にプレイヤーは敵の攻撃範囲に入ることになる。一応、回避や高速移動手段として、「ダッシュ」が設けられているものの、無敵時間というものはほぼ無くあくまで敵の懐に忍び込む/離脱する為の手段でしか無い。

敵のスキを見切り、高速で目標に近づいた後切り刻みながら離脱、銃で他の敵を牽制しつつ次の目標へ攻撃を仕掛けることを繰り返す、そしてそこには常にGAMEOVERの危険がつきまとう。とてもシビアなゲームだった。


ここまででは、単なるマゾゲーなのかという印象が残ると思われるが、私が思うこのゲームの魅力は戦闘よりも作中のグラフィックなのだ。

ハイファイな色使いと「わざと」線を荒く描いている16bit風なドット絵が何とも言えない優しくてファンタジックな印象をもたらし、悲しげなBGMが表現する物悲しく殺伐とした世界に柔らかな光を与える。しかしこれがヌルヌル動くのだから凄まじい。

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このゲームはとても世界観を大事にしていて、日本語版を除き、「言葉による説明が一切ない。」ストーリーですらも。

一応大枠の設定として「とりあえず主人公が自らの病気?呪い?を治すために世界を旅する」というのはあるものの、文字での細かい説明は一切ナシ。この世界の住民に話しかけても、「過去にあった出来事の絵」しか返ってこない。物語の一切の解釈はプレイヤーに委ねられるのである。

作者は「ジブリ」「ゼルダ」に影響を受けたと公言しているが、美しくもどこか陰鬱とした世界観は「天空の城ラピュタ」や「ゼルダ」を想起させるものであり、作中の過去に起きたであろう戦争において、明らかに「巨神兵」をモデルにした敵が登場している。オマージュ元を探すのもこれまた一興である。

そんな「Hyper Light Drifter」PC版とPS4版どちらも発売中なので腕に自信のある方は是非購入してみては。